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理工学部数物・電子情報系学科の収容定員増(情報工学教育プログラムの一般選抜募集人員の増員 〈47名→70名〉 )が認可されました

概要

理⼯学部数物・電⼦情報系学科では、⾼度情報教育に対する社会の要請を背景に、特に成⻑分野のうち情報系⼈材育成のニーズに応えるため、情報系分野に該当する情報⼯学教育プログラムにおいて募集人員を 47名から 70名に増員(⼀般選抜前期 30名を 45名、後期 17名を 25名)し、専⾨科⽬の拡充をはじめとする機能強化を⾏い情報系教育の質の向上を図ります。(この増員は、令和 6年 6月に文部科学省から認可されました。)

目的

「DX白書2023」(情報処理推進機構2023)によると、我が国においてDXを推進する⼈材は、「⼤幅に不⾜している」とした企業回答が2021年度調査の 30.6%から 2022年度調査は 49.6%と増加し、DXを推進する⼈材の「量」の不⾜が顕著になっていることがうかがえます。⼀⽅で、DXを推進する⼈材の「質」の確保については、「⼤幅に不⾜している」は 2021年度調査 30.5%から 2022年度調査は 51.7%になり明確な不足を回答する企業が半数にまで増加しています。このような社会情勢を踏まえ、高度情報教育を受けた⼈材の需要が高まっています。⼀⽅で「AI活用戦略〜AI-Ready な社会の実現に向けて〜」(⼀般社団法⼈日本経済団体連合会2019)では、トップ⼈材(研究者)育成に必要な取り組みとして「AI分野と他分野の進歩を促進するため、あらゆる学問領域と AIのコラボレーションを推進する」ことを掲げています。

このような高度情報教育に対する社会の要請を背景に、特に成⻑分野のうち情報系⼈材育成のニーズに応えるため、理⼯学部では情報系分野に該当する数物・電⼦情報系学科の機能強化を図ることを計画しました。具体的には、特に情報系⼈材の育成のために情報工学教育プログラムの募集人員を 23名増員し、47名から 70名に変更します。

教育

今回の定員増にあわせ、従来の数物・電⼦情報系学科の教育課程を拡張し、情報系教育の質の向上をはかるためのカリキュラムの強化を⾏います。2年次に情報系の基礎的な実践技能を学ぶ「情報⼯学基礎演習」と情報⼯学の専門科⽬に関する実習を⾏う「情報⼯学実習I」を新たに加えます。また 4年次の卒業研究や⼤学院での研究活動につなげるため、発展的な実習を通して研究活動に必要となる技能を修得する「情報⼯学実習II」を3年次に加えます。これらをはじめとする新規科⽬の設置によって、従来よりも充実した教育課程の内容を提供し、今後の情報系⼈材需要拡⼤に対して質・量ともに対応できる教育を実践します。

学部長メッセージ

私たちの身の回りではさまざまなデータを基に社会活動が営まれており、複雑な課題に対してデータに基づいた解決策が求められています。データの収集・分析から課題解決に導くための基礎的素養をもった人材を育成するため、横浜国立大学理工学部数物・電子情報系学科における情報学・情報工学の教育機能をさらに強化します。具体的には、令和 7年度から数物・電子情報系学科の定員増を行い、全学の教育課程に「情報系基盤科目群(仮称)」及び「情報系実践科目群(仮称)」を新たに設け、高度情報専門教育の重点化を進めます。これらの強化された教育を通じて、多くの学生の皆様が社会に飛び立ち、世界で活躍されることを期待しています。

理工学部長 眞田 一志

情報工学教育プログラム代表メッセージ

情報工学教育プログラム代表メッセージ

情報工学は身近な生活を支えている社会基盤の実現に必要不可欠な学問分野となりました。数物・電子情報系学科情報工学教育プログラムでは、情報学分野の幅広い教育によって、社会・産業の基盤となる情報技術の基礎、応用、深化、革新を主導する総合能力を持った人材を養成します。また、学部卒業後には大学院に進学して専門を深めていくことにより、修士、そして博士の学位を取得することも可能です。今後、情報工学の重要性はますます高まっていくと考えられます。わくわくするような新しい情報技術を一緒に創造していきましょう。

情報工学教育プログラム代表 富井 尚志